家庭教師としてご依頼頂く生徒さんの中には、母校甲陽学院を目指したいというケースがあり、卒業生としてはとてもやりがいのあるお話です。
私は在籍中は決して良い生徒とはいえませんでしたが、甲陽で過ごした6年間は、思い出に残るとても貴重な時間でした。
授業内容は当然の事ながらハイペースで進むため、塾に行く必要はなく、基本的には学校の授業に専念すべきと思います。
甲陽の良さは自由があり、生徒の主体性に任されているところです。勉強はハードですが、クラブとの両立や文化祭での活発な活動など、やる事さえやっていれば、常識の範囲内では何でも好きにさせてくれます。
私の場合は、友人数人とサイクリング同好会を作り、体育の先生に顧問になって頂き、長距離のツーリングをしていました。日帰りで淡路島一周や六甲山縦走をしたり、夏休みには4日がかりで鳥取砂丘までツーリングしたりと、日常とはかけ離れたハードな体験ができました。それが今の旅ランにもつながっていますし、チャレンジ精神につながっているのかもしれません。
色々な事に挫折しそうになった事もありますが、やる気になれば何でも出来る、何でも両立出来ると思えたのは、そんな自由な校風があったからだと思います。
甲陽を目指される生徒さんに解法だけでなく、甲陽の良さも伝えていけたらと思っております。